恵みの輪を広げていこう

恵みの雨(言葉・情報)で、何がしか豊かになるものがあったり、ご縁を紡げたら幸いです

どうしたらより楽しくなるか?

 


先日、妻が次女の学校の懇談会で

先生から

 


「娘さんの言葉づかいが乱暴なので心配です。」

 


といったことを言われたようです。

 

 

 

そこで、娘に

 


「言葉が乱暴だって思われてるみたいだけど

そうなの?」

 


すると娘は

 


「だって男子が注意しても言うこと聞かなくて

むかつくんだもん。」

 


とのこと。

 

 

 

どうやら自覚はあるようですが、

自分は悪くないという主張。

 


むしろ、自分は正しいことをしている

とさえ思っている様子。

 

 

 

確かに、

授業中に騒いでいる男子を注意したり、

友達の女の子に意地悪をする男子を

注意するのは、正しいことなのかもしれない。

 

 

 

でも、正しいことに集中しすぎると、

人間関係も上手くいかない上に

自分も幸せになれないということも

少なくない。

 

 

 

なぜなら、何が正しいかは、

その人の価値観や育った環境、文化に

よっても大きく違う。

 


これは、歴史上の戦争から、プライベートの

争い事まで、あらゆる争いの大きな要因の

一つでもある。

 


そして、もっと達が悪いのは、

正しさを振りかざして

「おまえは間違っている」

というのは、単にケンカをうっているに等しい。

 


言われた側は、自分は間違ってないと

自己弁護を始めたり、例え、間違っていると

自覚していても、引くに引けなくなり意固地に

なったりする。

 


私は正しい、あなたは間違っている

という構図は、対立関係を作ってしまうのだ。

 


その結果、関係は少なくとも一時的には悪くなる。

それが尾を引けば、関係は悪化する。

 


さらに、

「自分は正しいのに、なんでわからないんだ」

という視点で相手や世の中を批判する気持ちが

強くなれば、常にイライラしていることになる。

 


イライラし、ストレスを抱えていることは

決して幸せにはつながらない。

 

 

 

 


では、どうしたらいいのだろうか?

 

 

 

 


もう、20年近く前の話。

 

 

 

私が、まだジェームスと出会う前、

JAXA(当時のNASDA)に勤めていたころの話。

 


ある日、種子島宇宙センターから

東京の本社に転勤になった。

 


それまで東京で暮らしたことの無かった

私は、初めて毎朝、満員電車で通勤する

ことになった。

 


帰りは、ほぼ毎日終電だったので、

帰りの電車も混んでいて、おまけに

酔っ払いも多い。

 

 

 

そんなストレスの多い生活に突然

放り込まれた。

 

 

 

何より、ストレスだったのは、

東京の人にはあたりまえなのかもしれないけど、

自分が降りる駅だったり、乗りたいときには、

相手のことなどお構いなしに、どんどんぶつかって

くること。

 


「すいません。おります。」

 


と一言、コミュニケーションをとればいいだけ

なのに、後ろから押してきたり、ぶつかったり

してくる。

 


人を人と思わず、物のように扱われている

気がした。

 


私にはとっては、そうしたことは非常識に

感じたので、常にそうした失礼な人達を

「なんて常識が無いんだ」

と心の中で批判していた。

 

 

 

当時は、ジェームスとも出会って無かったので

感情のコントロールも全くできていなかったので、

常にイライラし、ストレスにまみれ、全く幸せじゃ

なかった。

 

 

 

そんなある日、たまたま読んだ本に

 


「正しいことより、楽しいこと」

 


という言葉に出会った。

 

 

 

正しさを追求すれば角が立つし、

自分も不幸になる。

 


でも、どうしたら楽しいか?を

考えれば自分の幸せになるし、

周りも幸せになる。

 


と言ったことが書かれていた。

 

 

 

その言葉は、当時、正しさばかりをみて

ストレスにまみれていた自分にとっては

まさに目からウロコだった。

 

 

 

そして、次の日から、

「どうしたら楽しいか?」

を考えるようにした。

 

 

 

そして、自分の正しさを他の誰かに

押しつけてイライラするのを辞めるように

してみた。

 

 

 

すると、不思議なことに、イライラが

劇的に減った。

 


そして、

今まではイライラの原因だった失礼な人達が、

周りに気を使う余裕も無いほど疲れ切った

かわいそうな人達に見えてきた。

 

 

 

さらには、

イライラしていたときには目にも付かなかった

歩道の草花、青い空や、周りの風景が

目に入るようになった。

 

 

 

それまで、自分がどれだけストレスで

余裕をなくしていたか、改めて気付いた。

 

 

 

 


自分の思う正しさを相手に押しつけ、

「おまえは間違っている。」

「わたしは間違ってない。」

と主張すれば、それは対立を生み、

なかなかうまくいかない。

 


正しいことのはずなのに、相手は

従うどころか、反発することが多い。

 


そして、自分もストレスを感じ、

幸せじゃなくなる。

 

 

 

それよりは、

「どうしたらより楽しくなるか?」

そんな視点を持って、相手と対立する代わりに

一緒に協力できる同じ方向を模索する方が

自分も相手も幸せになるのではないだろうか?

 

 

 

少なくとも、自分は不幸にならずに済む。

相手と同じ方向を向けなかったとしても。

 

 

 

今は、なかなか伝わらないけど、

いつか小2の娘もきっと理解してくれる

と思う。

 

 

 

 


ナイスタイミングで来たメルマガ

あまり開かないのだけど

私は勘がいい

 


転送しようかな、と思ったけど

 


私は優しくないからやめた

たぶん、今は受け止められない

 


私に言われたくない

と、余計に怒るだろうから

 


私が気をつけようと思うだけ

 


文中じゃないけど、

自分を不幸にしていること

に気づく日が来るといいな

 


周りを傷つけて自分を守る行為、

私も余裕がなくなるとついしてしまうから

気をつけよう